Denis Johnson
デニス・ジョンソン|小説家/劇作家/詩人
1949年旧西ドイツ、ミュンヘン生まれ。アリゾナ州とアイダホ州北部に在住。長編・短編小説の他、ノンフィクション作品も手がける。ジミ・ヘンドリクスのギターに影響を受けて文章を書き始めたという。初期を代表する短編小説集『ジーザス・サン』(柴田元幸訳、白水社、2009年、原題Jesus’ Son, 1992)はドラッグとアルコールと暴力に侵された現代アメリカの裏面を冷静な筆致で描いた傑作だが、このタイトルはルー・リードの名曲「ヘロイン」の歌詞から採られている。アリソン・マクリーン監督により映画化された際には、妻にナイフで眼を刺された男の役で出演した。
長編小説『煙の樹』(藤井光訳、白水社、2010年、原題Tree of Smoke, 2007)は《全米図書賞》を受賞したが、社交の場が苦手な作家は授賞式をイラクへの取材旅行を口実に欠席し、代りに妻のシンディ・ジョンソンが賞を受け取った。同作品は、《ニューヨーク・タイムズ年間最優秀図書》にも選ばれている。最新作はNobody Move(2009, 未訳)。
アイオワ大学文芸創作学科で学び、同学科及び他大学において教鞭をとった経験がある。